CT受診の方へ

CT検査とは

CT検査 機器

CT検査は、体の周囲からX線をあて、得られた情報をコンピューターで処理することで、体の内部を輪切りのような断面画像として確認する検査です。通常のレントゲン検査では重なって見えにくい臓器や骨、血管、病変の位置や広がりを詳しく調べることができます。

CT検査には、造影剤を使用せずに撮影する「単純撮影」と、造影剤を静脈から注入して撮影する「造影撮影」があります。

CT検査を安全に受けていただくために

以下に該当する方は、予約時または検査前に必ずお申し出ください。

CT検査を受けられない方

  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方

CT検査で注意が必要な方

  • 植込み型除細動器を使用中の方は、事前にお申し出ください。撮影範囲によっては、検査を受けられない場合がございます。
  • 心臓ペースメーカーを装着されている方は、事前にメーカー名・機種名をお知らせください。機種によっては検査を受けられない場合がございます。また、当日はペースメーカー手帳をお持ちください。
  • 持続血糖測定器(リブレなど)を使用している方は、検査前にセンサーを外していただきます。

造影CT検査について

造影CT検査では、造影剤というお薬を静脈から注入して撮影を行います。
次に該当する方は、造影剤を使用できない場合がありますので、事前にご連絡ください。

  • ヨードまたはヨード造影剤に過敏症の既往歴のある方
  • 気管支喘息の治療中もしくは既往歴のある方
  • 重篤な甲状腺疾患のある方
  • 重篤な心障害のある方
  • 重篤な肝障害のある方
  • 重篤な腎障害のある方(eGFR:30未満の方)
  • 多発性骨髄腫の方
  • テタニーのある方
  • 褐色細胞腫のある方およびその疑いの方
  • マクログロブリン血症の方
  • 重症筋無力症の方
  • ビグアナイド系糖尿病治療薬の休薬が守られていない方(糖尿病治療薬を服用中の方は事前にご連絡ください)

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)がある方の造影CT検査について

重篤な甲状腺疾患では、CT検査で使用するヨード造影剤により、症状が悪化するおそれがあります。現在治療中の方、または症状が安定していない方は、造影剤使用の可否について、事前に甲状腺の主治医へご確認ください。

造影CT検査前の腎機能確認について

造影検査を受けられる方は、検査当日に腎機能の確認を行います。検査日から3カ月以内に受けられた血液検査の結果(クレアチニン値が記載されているもの)をお持ちの方は、当日ご持参ください。有効な検査結果をお持ちでない場合は、検査前にクレアチニン値を測定します。

ビグアナイド系糖尿病治療薬を服用中の方の造影CT検査について

ビグアナイド系糖尿病治療薬とCT検査の造影剤(ヨード造影剤)を併用すると、乳酸アシドーシスという重篤な副作用が起こるおそれがあります。そのため、ビグアナイド系のお薬は、造影検査の前後2日間(検査当日を含め計5日間)の休薬が必要です。造影検査を予定されている方は、検査の3日前までに、服用中のお薬を当院へご連絡ください。

CT検査当日の注意事項

  • 撮影範囲に貴金属類、カイロ、エレキバン、補聴器、入れ歯、ヘアピン、金属を使用したウィッグなどがある場合は、画像に影響するため、検査前に取り外していただきます。
  • 撮影範囲に金属がなければ、来院時の服装のままCT検査を受けていただけます。胸部・腹部・骨盤など体幹部の撮影を予定されている方は、できるだけ金属のついていない服や下着でご来院ください。
  • 当院でも検査着をご用意していますので、必要に応じてご利用ください。
  • 移動やお手洗いに介助が必要な方は、ご家族などの付き添いをお願いします。妊娠中の方や15歳未満のお子様の同伴はお控えください。

CT検査前のお食事・お薬の服用について

検査内容 腹部・骨盤部の検査 腹部・骨盤部以外の検査
単純検査 予約時間の4時間前からお食事をお控えください。
お水はお飲みいただけます。
お食事・水分の制限はありません
造影検査 予約時間の4時間前からお食事をお控えください。
お水はお飲みいただけます。

食事制限がない方:お薬の制限はありません。普段どおり服用してください。

食事制限がある方:絶食開始後、糖尿病治療薬やインスリンの使用をお控えください。その他のお薬は、普段どおり服用してください。

造影CT検査を受けられる方:

  • ビグアナイド系糖尿病治療薬を服用中の方は、休薬指示に従ってください。
  • 糖尿病治療薬を服用中で、まだお薬の内容をご連絡いただいていない方は、検査3日前までに当院へご連絡ください。

CT検査当日の流れ

01受付

02医師による診察

03看護師による問診

04必要に応じて検査着へ更衣

撮影範囲にあるアクセサリーなどの貴金属類、カイロは外していただきます。

05撮影(約10分)

06更衣・お会計

来院時にお持ちいただくもの

  • マイナ保険証(または資格確認書)、各種医療証
  • 診療情報提供書
  • 検査費用(現金またはクレジットカード)

CT検査の費用について

現金またはクレジットカード(一括払い)でのお支払い

3割負担の場合

  • 単純検査:6,500円前後
  • 単純+造影検査:12,000円前後

体調不良・遅刻・キャンセル時のお願い

  • 発熱、咳、のどの痛み、鼻水など、風邪や感染症が疑われる症状がある場合は、来院前に必ずご連絡ください。
  • 予約の変更・キャンセル、または遅刻が見込まれる場合は、できるだけ早めにご連絡ください。

CT受診の方へ よくあるご質問

Q.
CT検査の所要時間はどのくらいですか?
A.
CT検査の撮影時間は、通常10分程度です。検査内容によって前後する場合があります。問診やお会計などのお時間を含めると、全体で1時間ほどを見込んでお越しください。
Q.
CT検査は患者自身で予約できますか?
A.
保険診療でのCT検査は、主治医からのご紹介が必要です。主治医を通してご予約ください。
Q.
CT検査の結果説明は受けられますか?
A.
検査結果は、検査画像とともに紹介元の医療機関へお送りします。結果の説明は、主治医からお受けください。
Q.
CT検査で使用する造影剤とはどのような薬剤ですか?
A.
造影剤というお薬を静脈から注入し、臓器や血管などをより詳しく確認する撮影方法です。造影剤を使用するかどうかは、検査の目的や部位に応じて判断されます。安全性が確認されている検査ですが、まれに副作用が起こることがあります。そのため、検査前に説明を行い、同意をいただいたうえで実施します。なお、当日の診察結果によっては、当院医師の判断で造影剤の使用を中止する場合があります。
Q.
CT造影検査後の注意点はありますか?
A.
造影剤は、時間の経過とともに尿として体外へ排出されます。造影検査を受けた方は、水分制限がなければ、検査後にいつもより多めの水分をお取りください。まれに、検査後に発疹、かゆみ、吐き気、めまい、息苦しさなどの症状が出ることがあります。検査を受けられた後に気になる症状がある場合は、当院または主治医へご連絡ください。
Q.
CT検査での被ばくが心配です。
A.
CT検査ではX線を使用するため、一定の被ばくがあります。当院では、必要な画質を保ちながら放射線量を抑える低線量撮影に対応したCT装置を使用し、検査目的や撮影部位に応じて、できるだけ少ない線量で検査を行うよう努めています。また、当院は公益社団法人日本診療放射線技師会より「医療被ばく低減施設」の認定を受けており、適切な線量管理と安全な検査体制の維持に取り組んでいます。ご不安な点がありましたら、スタッフへご相談ください。