乳房専用PET検査について
乳房専用PET検査の保険適用要件
- 18F-FDG を用いて、乳がんの病期診断および転移または再発の診断を目的とし、他の検査または画像診断により病期診断、転移、もしくは再発の診断が確定できない患者に使用する。
- E101-2 ポジトロン断層撮影の「2」18F-FDG を用いた場合、E101-3 ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影の「2」18F-FDG を用いた場合、またはE101-4 ポジトロン断層・磁気共鳴コンピューター断層複合撮影とあわせて同日に行った場合に限り算定する。
- ※保険適用とするには全身用PET-CT検査と一緒に受けていただく必要がございます。
- ※保険適用要件に関してご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
検査をご依頼いただく際の注意事項
- 妊娠中の方は検査を受けることができません。
- 授乳中の方は検査を受けることができません。断乳後もしばらくは、乳房専用PET検査での正確な評価ができません。
- 検査機器の構造上、乳房の小さい方や胸壁に近い病変は撮影範囲外となり、診断できない可能性がございます。
- 乳房専用PET検査の追加に伴う被ばく量の増加はございません。
乳房専用PET検査では全身PET-CT検査で撮影した乳房画像と比較し、高精細・高解像度画像が得られます。
PET-CT検査で全身を評価し、乳房専用PET検査の追加で乳房局所の付加情報を得られ、乳がん診断の精度向上が期待できます。
乳がんの病期診断や転移・再発の診断で全身PET-CT検査をご依頼の際には、乳房専用PET検査の追加もぜひご検討ください。